究極の健康法－それは『噛んで食べる』事。 [Information]
なんて話を聞くが
『噛む』ことによってもたらされる効用は、実はそんな可愛いものではない。
『日本咀嚼学会』なる団体をご存知だろうか？
読んで字のごとく、咀嚼する事と全身機能との関連を調べ
人類の健康増進に関わる研究を行っている機関だ。
この『日本咀嚼学会』によると
咀嚼の効用として次の15項目を挙げている。
脳の働きを活性化
ぼけ防止
糖尿病を予防し治療効果を高める
肥満・高脂血症を予防
虫歯・歯周炎・歯周病を予防
骨盤の発育不全を防止
脊柱を正しく保つ
消化を良くする
栄養の吸収を助ける
情緒を安定させる
顎の関節症を予防
頭痛・腰痛の予防
視力を良くする
顔の表情を良くする
癌の予防
え？癌の予防？と思われるかも知れないが
咀嚼によって分泌される唾液には実に優れた生薬効果があって
発ガン性物質が癌化する働きを押さえ込む事ができるのだ。
(ものすごーく簡略して書いています。真面目に書くと論文になっちゃうからね)
唾液を出すには咀嚼－つまり『噛む』事が必須。
ところが現代の食事は噛まなくても食べられる食品に満ち溢れている。
噛まずに飲み込むものだから、胃は消化しきれず疲弊するし
未消化物を送り込まれる腸も疲弊するし
疲弊した腸は吸収・排泄が満足にできなくて
本来は排泄されるべき老廃物を再吸収して体内に送り込む。
すると身体の中から汚れてしまい、身体がどんどん疲弊する。
まさに悪夢の無限ループ。
『噛む』事を知らない子供たちは我慢を知らない。
大人も同じ。
簡単にキレる人間たちは、柔らかいものばかり食べている。
『噛む』という行為は、持続力・継続力にも影響するのだ。
ダイエットを志し、ドリンクやクッキーで置き換える人が多く居る。
さて、長期に渡って継続できる人が、果たしてどれほどいるだろうか？
値段が高いから続かない？
いやいや、本当に継続の意思があるならば
ドリンクを止めても常の生活を改善して維持できる。
値段が高い・味が単調。
そんなのは、継続できない意思の言い訳にしかすぎない。
ちゃんと噛んで食べてるよ。
いやいや、一回の食事が15分で終わるようでは
咀嚼回数などたかが知れている。
一口最低30回。
ガム並に噛み続けられる食事。
ちゃんとしているだろうか？
しっかり噛んで食べる事。
それが身体を健康にし、ひいては減量も成功させる事は間違いない。
私自身が、それを実行して成功させているからね。
玄米と根菜を食事のベースにして、一口30回以上噛んで食べる生活を続けた結果
病気知らずで便秘知らずの私がいる。
かつては１週間出なくても平気の平左だった頃があったなんて
今では想像もつかない。
さて。
日清食品から「噛むスープ」なるダイエット食品が発売された。
『カミングダイエット』とは、また良く名づけたと思うが
さてその食感やいかに？
しっかり噛める秘密は、「カミングシート」なる具材＞
見た目はパスタに見えなくも無い。 よく噛んで食べ、そして味のバリエーションを増やす事で飽きさせず
継続していこうというのが狙いらしい。
肝心の具材が何で出来ているのか？
そのあたりが判然としないのが若干の不安だが…
もともとゴロゴロの根菜をたっぷり入れたスープを好んで食べる私だが
忙しい時には作る暇がなかなか取れない。
ひとまずトライアルセットを購入して
その噛み応えを実感してみたい。
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